■ 農園主よりみなさまへ
令和4年度


信州の環境にやさしい農産物の認定を受けました。

認定の内容としたは、下記の要綱に準じた栽培をしています。


土壌診断に基づく適正な土作りを行ったほ場において、化学肥料を「地域慣行施肥量」の50%以上削
減し、化学合成農薬を「地域農薬使用回数」の原則30%以上削減した方法で生産された農産物をい
う。


申請品目

なし:幸水・二十世紀・南水・ルレクチェ

りんご:つがる・シナノスイート・サンふじ

認定番号

品目:りんご   区分:50−30  認証番号:00177

品目:なし    区分:50−30  認証番号:00178


平成30年度


平成20年から始めたHPも10年を迎えることになりました。あまり内容的に進展の無い日々を重ねてまい
りましたが、平成30年 新たな挑戦が始まりました。

特定非営利活動法人 日本有機農業生産団体中央会

「特別栽培農産物」の認証を受け、より安全で美味いくだもの作りに挑んでいます。


栽培の特徴としましては、化学肥料を使わない(化学成分の窒素不使用)

その代替えとして、鶏糞をアミノ酸発酵させたもの、完熟堆肥を入れ

NH1(乳牛の尿を酵素で分解した液肥)+酵素Sを消毒時に加用しています。

 消毒は、慣行栽培の5割減で散布しています。その結果、より安全で力のある果物に成長しています。



より安心で安全で美味い果物つくりに頑張っています。今後とも宜しくお願い致します。




※現在の栽培内容

梨:40a   りんご:50a   米:30a 栽培しています。

1、土づくり(梨・りんご) 10a当たり

  10年前から化学肥料を使わない農業を始めました。

収穫後、梨・りんご園に完熟堆肥を1t、アミノ有機10袋

その後、300L(6倍液)のNH1をSSで散布します。

平成28年に土壌検査を行いましたが、バランスの良い土でした。

・(米) 10a当たり

  コンバインで刈取り時に切藁を1/3入れる、元肥として、アミノ有機を6袋 原液のNH1を300Lポンプで
散布。春肥として、アミノ有機を10袋 原液のNH1を300Lポンプで散布


2、農薬散布(梨・りんご)

消毒液にNH1を100倍、バイオ酵素Sを1000倍 加用します。

 今年から特別栽培を申請しましたので、慣行栽培の50%減の農薬で栽培しています。今のところ支障
なく生育しています。


3、NH1を使用しての感想

標高が550mの圃場でサンふじを栽培していますが、温暖化で、色が付きづらくなっていました。

それがNH1の効果なのか、着色も良くなり、蜜の入りも良くなってきました。当然糖度も15〜18度と甘くな
り、食味も良くなりました。

 梨ですが、南水は糖度も高く 暫くおくと発酵臭が気になりますが、抗酸化作用で、発酵臭も抑えられて
います。

平成30年7月28日













平成23年度
 昨年の夏が猛暑で、果樹の花芽がお休みの傾向にありましたが、最終着果量は十分に確保できそうで
す。また、太平洋高気圧が夏の前半弱かったので、適度な降水量もあり果実の玉伸びも順調です。

 夏後半は猛暑傾向にあり、水分の多い梨は好調に推移しそうです。甘くてジューシーな果物をお届けで
きたらと思っています。


●土作りは、例年同様に「腐植」入りの牛堆肥と今年からアミノ有機(鶏糞)をプライムアグリに替えて施肥を
行いました。今年は、葉っぱの色も玉伸びも良く食味も期待できそうです。もちろん、牛の尿を酵素で分解
してできた液肥(NH1)と にがり も散布しています。

●消毒は、今年も散布回数を減らし、殺菌剤は通常の20%減・殺虫剤は通常の20%減で臨んでいま
す。昨年の実績から、現状維持の状態です。今年は梅雨は短かったのですが、梅雨明け後も雨模様の
日が多く、消毒の適期を多少ずらした加減で、りんごの褐班病がちょくちょく見られます。



今年も精一杯美味しい果物を作りますので、ご利用下さい、宜しくお願いします。


平成23年8月10日





平成22年
 本年度の作柄は、1〜3月の暖冬により 果樹の芽が早く動き、例年より2週間ほど早まるとの予想に反
し、4月に入っての低温、凍霜害で例年より1週間ほど遅れています。また、4月17日の朝降った雪による
冷害で、梨を中心に受精が悪く、2・3割着果量が減り、さび果が多く品質が心配されます。
 今年の梅雨明けは7月17日で、日照時間も確保でき順調に生育しています。

●土作りは、昨年同様に「腐植」入りの牛堆肥とプライムアグリ(鶏糞)それから
、牛の尿を酵素で分解してできた液肥を散布しています。
今年から新たに、にがりを液肥と一緒に散布しています。マグネシウムの含有量が多く微量要素の補給に
は最適だとか。

●消毒は、昨年は褐班病にだいぶやられて、葉を落としてしまいました。
 今年は、散布回数を減らし、殺菌剤は通常の20%減・殺虫剤は通常の20%減で臨んでいます。防除
期間が延びたため、適期に病害虫防除ができるのか多少心配しています。

 一年は早いもので、適果作業もだいたいになったと思ったら、もう収穫の時期になります。
猛暑日の連続で高温障害が出なければいいなと思っています。

今年も精一杯美味しい果物を作りますので、ご利用下さい、
宜しくお願いします。
平成22年8月3日





平成21年
本年度の傾向ですが、史上希に見る不況と失業率で、市場の果物の値段は横這いです。生産者とし
ては、年間を通じて同様の管理を行い、収穫の秋を迎えつつあり、お客様の元へお届けできる時を心待ち
にしています。
 2年目の感想ですが、難しいの一言です。今年は、7月から8月初旬までの長雨で、年間の月平均日
射量が50%と非常に苦戦しました。樹木の葉による光合成ができなかったため、果樹全般に糖度の のり
が悪かったのです、桃ときたら長雨の後すぐの収穫で、残念でした。 その後晴天が続き、徐々に糖度も上
がってきましたので 胸を撫で下ろしています。

●土作りは、昨年同様に「腐植」入りの牛堆肥とフプライムアグリ(鶏糞)それから微量要素 それから、牛
の尿を酵素で分解してできた液肥を散布しています。科学肥料のように速効性がないので、適期に肥料
分が吸収できたかが多少気がかりではあります。

●消毒は、予定通り殺菌剤は通常の50%減・殺虫剤は通常の20%減で臨んでいます。しかし、夏場の
長雨で雨間を見ての散布で、散布後すぐに雨に降られたこともあり、部分的に葉が黄色に変色して秋でも
ないのに落葉した所もあり後半のふじりんごが心配です。

●今後の展望
・土壌診断を行い欠乏した要素が無いか確認を行う。
・昨年の施肥の時期が遅かったので、施肥を早め土作りを先行させる。
・剪定が慣れないので、思いのほか長期にわたってかかったので、段取りを考えて、短縮する。
・美味しい果物を作っても、購入してくれるお客様がいての生産者です。
・一人でも多くのお客様を見つけること。
・7割方JAの選果場から市場へと果物が流れます、そこを何とかせねば。

  今後とも宜しくお願いします。

平成21年9月8日




平成20年
 この度、中島農園を父中島博登から経営移譲され、1からの出発をしました。冬場の剪定に始まり、春
先からの農薬散布、花付け、摘果、袋掛け作業等々土曜・日曜もなく奮闘する日々です。

 そこで一つ思ったことは、減農薬・有機農業、今までよりもっと安心安全な農業はできないかと、人にいろ
いろと聞きかじって、おぼろげなりに浮かんできたのが、酵素農法でした。昨年より、「腐植」と呼ばれる古代
植物の濃縮されたエキスを土ずくりのために散布し、化学肥料は一切止めて土作りから始めました。「腐
植」入りの牛堆肥は今回が初めてでしたが、5年ほど前から有機肥料として牛堆肥を入れてきた経過もあ
り、昨年あたりからりんごや梨の甘味が増したように実感しています、また他のお客様からも味が良いとお褒
めのことばをいただきました。
 何しろ手探りな状況に変わりは無く、今後の中島農園の変化をお楽しみに。それから、減農薬につきまし
ては、来年からの実施を決めました。内容的には、殺菌剤は通常の50%減、殺虫剤は通常の20%減と
いう方法で取り組みたいと思います。それにしても、果物には天敵の多いのにビックリでした、果物の実を食
べてしまう芯くい虫、葉っぱを食べる葉ダニ等々、発生の時期は季節により多少変動はありますが、必ずと
いっていいほどやられてしまいます、ですから殺虫剤はあまり規定量の濃度薄めると効かないようです。

 思考錯誤の毎日ですが、健全な土を作り、樹木を育て、美味しい果物を作ることに、精一杯頑張ってい
ます。まずは、ためしに食べてみてください、今後とも宜しくお願いします。

平成20年8月30日 


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